091 韓国 決断せまられる文在寅

2020/6/13 正義のミカタより。コロナ対策を成功させ、4月の総選挙で大きな勝利をおさめた文在寅政権。これからの課題を確認。

最初にお断り。私は、いかなる国家や宗教とも対立したいという気持ちはなく、相手を理解して、多様性を認めて、ともによい世の中になればよいと考えています。

Opinion: 反日親北に、いっそう舵を切るか。無理がありすぎて、ほころびがでる可能性が高い。


Contents

1.財閥改革
2.元慰安婦問題
3.北朝鮮対応
4.思うこと

政権支持率は、5月にはいって71%と過去最高を記録。


1.財閥改革

サムスン電子の事実上のトップの逮捕状請求の棄却。GDPの18%を占める企業のトップへ、経済対策の側面から、政府の関与があったのでは。

財閥改革…4大財閥でGDP50%経済力集中のリスクの回避、経営権継承に関連した不正の撲滅、政経癒着の断絶、が目的。し

かし、経済への影響懸念。世襲の廃止が落としどころかと、番組は説明。


2.元慰安婦問題

文在寅は、慰安婦問題と、不正会計問題を分けるべきというスタンス。真の謝罪と和解に至っていないとする立場を証明。

日本の輸出規制は、早く解除してほしく韓国にとっては、大きな問題と、説明。


3.北朝鮮対応

北朝鮮の金与正(キム・与正) 。北朝鮮を中傷したビラを風船で飛ばす行為。これに対して怒りをぶつけている(ポーズ)。韓国との公式な通信手段を断絶。

北朝鮮は、2019年の干ばつによる食料不足が深刻。食料支援などを期待か。


4.思うこと

まずは経済。GDP比、貿易依存度70%の韓国(日本は30%)外資比率が高い韓国の大企業が多く、かつ、ウォンの脆弱さゆえ、外資引き上げのリスクは、危機のたびに訪れる。ここにきて、財閥改革は、世襲禁止などの折衷案で乗り切るのか、注目。

慰安婦問題は、韓国世論がきになる。どうニュースを読んでも、組織の暴走であり日本は被害者。2015年の日韓合意の10億円の行方も明らかにしてほしいし、国民に公表すべき。そして、なにをもって、事態が終息していないというのかを問いたい。

北朝鮮問題。現在の親北、融和政策、南北統一という歴史的偉業を夢見る現政権。いまは、なぜそんなにすり寄る必要があるのか、理解に苦しむが、韓国人への、教育のあり方と、国民感情を理解する必要がある。

反日を続けて、世論の反発をかわしながら、北朝鮮擁護をつづけていくなかで、アメリカ、中国、日本との経済的な結びつきを維持したい韓国政府。ただし、そんな無理のある論理が成り立ってわけもなく、言論の自由を奪っていくような、独裁的な危うさがあり、ほころびがでるのは時間の問題と思われる。 感情にながされず、正しい数値の実態と、正しい目を持つ識者に、引き続き、意見を仰いでいきたい。

朴 一(1956年 – )兵庫県尼崎市出身。在日韓国人3世の経済学者。大阪市立大学大学院経済学研究科教授(商学博士)。在日コリアンや日韓・日朝関係に関する多数の著書がある。


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